不幸中の幸い
2011年10月8日に火災が発生した博多百年蔵。火災により多くの部分を焼失したが、幸い怪我人はいなかった。予定されていたイベントはキャンセルもしくは会場を変更して開催される。すでに復興へ向けて動き始めており、火災翌日より設計、建築、設備等の専門家が駆けつけ、10月12日から復興作業をスタートした。
博多百年蔵は、明治初期に建築された石蔵酒造の酒造場だ。白壁土蔵に赤レンガの煙突で、140年の歴史がある。蔵内には3つの貸しホールがあり、クラムボンやおおはた雄一など多くのミュージシャンがライヴを行う場所として知られている。クラムボンは、百年蔵のライヴの模様を収めたライヴ・アルバム『3peace』をリリースしており、何度もこの場所でライヴを行っている。
(画像は石蔵酒造より)
1月に営業再開予定
営業再開予定は1月。火災から逃れた部分で明治からの面影を残しつつも、火災により焼失した部分は平成の新たな技術が追加される。2012年1月には、また新しい顔の百年蔵が披露される。生まれ変わる百年蔵に期待は高まるばかりだ。
(松本 良太)
石蔵酒造 博多百年蔵