米国 Microsoft が、現在開発中の次期 Web ブラウザ「Internet Explorer 10(IE10)」について、基本ソフトWindows Vista以下の基準には対応していない事を明らかにした。
ちなみに、IE9の段階でも既にWindows XPには非対応という現状。「IE9 の開発過程で、最高の Web 環境をユーザーに提供しようと考えた。そこで、Windows 7 や最新のハードウェアなど、Web ブラウザを取り巻くあらゆる手段を利用することにした」と同社関係者はコメントしており、Windows XPの脆弱性を指摘している。
尚、現時点で最新の提供となっているIE9が公開されたのは3月14日。次期IE10 PP1の公開はその僅か1ヶ月後というスピード開発だ。「この数年でグーグルなどに引き渡したWeb ブラウザ市場における主導権を取り戻したいのでは」と事情通は説明している。