IRKitプロジェクトは、外出先からでもiPhoneで家電を操作することができる、オープンソースな赤外線リモコンデバイス『IRKit』を発売した。
アプリの開発も可能
『IRKit』は、家庭のWi-Fi(IEEE802.11b/g/n)に接続することで、外出先からでもインターネット経由で各種家電を操作することができるデバイスだ。赤外線リモコンを使用する機器であれば種類を問わずに操作することができる。
本製品のコントロールには公式のリモコンアプリ「IRKitシンプルリモコン」を使用する。本アプリには赤外線信号の学習機能が搭載されており、手持ちの赤外線リモコンの信号をコピーすることで、さまざまな機器の操作に対応することができるのである。
また、製品と同時に公開された「IRKit iOS-SDK」を使用すれば、任意のタイミングで赤外線信号を送出するアプリの開発も可能となっている。上記の「IRKitシンプルリモコン」も、このSDKを使って開発された物だ。
さらに、HTTP APIも公開されており、インターネットに接続できるPCやその他デバイスから家電を操作することもできるのだ。
製品はオープンソースハードウェアのArduinoがベースとなっている。未使用のピンはそのまま利用可能な状態で残されており、外部センサーを接続するなど、ハードウェアの拡張も行えるのである。
本体サイズは、W62mm×D62mm×H17mm。電源にはPCなどのUSBポートまたはUSB-ACアダプタが利用可能だ。なお、価格は7,500円(税込)となっている。
Editor's eyes
専用アプリが公開されているためエンドユーザでも便利に使え、それなりのスキルを持つユーザであればアプリの開発やハードウェアの改造も可能なのである。
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