カブドットコム証券株式会社は、2010年12月27日(予定)に、自社開発の高機能トレーディングツール『kabuステーション』の提供を開始することを発表した。
同ツールは、東証アローヘッドや大証J-GATE(2011年2月開始予定)に、情報ベンダーを経由せず直結完全対応することで取引の高速化を図っている点や、利用料の低価格化に加え、無料利用条件を広範に設けているというもので、いっそうの利用者の拡大を見込まれているとのこと。
さらに、提供開始後も、アルゴリズムやバックテスト等などの機能追加や、API公開も予定されており、最先端のトレーディングツールに育てていく予定となっている。
同ツールのおもな機能としては、「主要ネット証券最多2,000銘柄の銘柄リスト、チャート、ニュース、ランキング等、豊富なリアルタイム情報サービス」、「マルチディスプレイでの使用も考慮し、ツールの外枠無く各情報ウィンドウを配置できるレイアウトフリー」、「リストからの訂正や一括取消ができる注文約定照会、自動更新化し売却/返済機能を付加した残高照会」などが備わっている。
システム取引では、その取引速度の高速化により、ある程度の自動(プログラミング)取引がやむを得ないケースが増えている。個人投資家が、相場の動きに反応するには、あまりにもシステマティックになってしまった市場取引には、「予測」するための情報を迅速に収集する必要がある。ツールの良し悪し、さらに言えば「相性」が、その結果を左右するにちがいない。
カブドットコム証券株式会社リリース