ヤフー株式会社と伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)、株式会社ファミリーマート(以下、ファミリーマート)、株式会社ファミマ・ドット・コムの4社は共同で、ポータルサイト『Yahoo! JAPAN』とファミリーマート店頭に設置されているマルチメディア端末『Famiポート』を活用し、インターネットサンプリングサービスを開始している。
今回の件は、4社が提携し、『Yahoo! JAPAN』内のサイト「プレモノ」と、クーポン発券サービス「Famiポートクーポン」を連動させることで、地域の制約を受けない“インターネット”と、全国に展開する“リアル店舗”を融合し、使用後の効果検証まで対応する新しいコンセプトのインターネットサンプリングサービスというもの。
具体的には、まず「プレモノ」にて、アンケートを基に特定した潜在購買者層に対して、クーポンIDを発行し、サンプリング商品をファミリーマート店頭で引き渡す。その後、同サイトにてアンケート調査を実施することで、商品提供元に対し“リアル”なマーケティングデータを提供することになる。
このことにより、従来発生していた発送費用などのサンプリングに関する運用コストが大幅に削減できると見込まれている。
ちなみに、「プレモノ」とは、消費者が、掲載されている話題の新商品など試してみたいと思うサンプル商品の試用をサイト上で応募し、当選した場合は実際に試用することができるサイト。
サンプリングという手法自体、すべてのひとを対象としないものであり、「選択と集中」を図り、ターゲットとなる対象へのアプローチに知恵を絞ることになる。そこには、収益までも想定してしまい、自らの取り分をわきまえている印象がある。限られたパイの確保こそ、企業の生き残りには重要な要素となっているようだ。
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