捨て犬から映画俳優へ、世界遺産ＰＲでは「バウ」とコメント

（画像は映画『わさお』公式サイトより）

３月５日公開に映画『わさお』（錦織良成監督）が公開される。「わさお」とは青森・鰺ヶ沢町でかつて捨て犬だったオスで３歳の秋田犬。旅行者のブログに紹介されて以来、その「ぶさかわ（ぶさいくで可愛い）」愛嬌に惹かれて人気が急上昇。捨て犬から映画俳優への華麗な転身だ。

そんな中、わさおの故郷が世界遺産「白神山地」の麓という背景があり、６日に日本ユネスコ協会連盟が「特別大使犬（ワンバサダー）」としてわさおを就任した。活動内容は世界遺産の保全活動を訴えていくというもの。動物が特別大使に任命されるのは前例がないという。

飼い主の菊谷さん（６６）は「この度は重大なお役目をいただきました。これも、わさおを応援してくださった皆様のおかげだと思います」と感謝のコメント。わさおは「バウ」と意気込みを語った。