マネックス証券株式会社(以下、マネックス証券)は、エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社(以下、NTT ビズリンク)が提供するアカウントアグリゲーションサービス「Agurippa(アグリッパ)」を利用し、2011年1月17日から、一括口座管理サービス「MONEX ONE」の提供を開始している。
一括口座管理サービス「MONEX ONE」は、NTT ビズリンクが提供するASP サービス「Agurippa」を、マネックス証券の口座保有者向けにカスタマイズしたアカウントアグリゲーションサービスのこと。マネックス証券およびマネックス証券以外の金融機関等の口座情報を集約し、顧客が利用する複数の金融機関にまたがる資産状況を一元的に可視化することが可能となる。
アカウントアグリゲーションサービスとは、顧客がインターネット上で利用する金融機関等、異なる複数のコンテンツサイトのログインIDとパスワード等を登録することで、複数の口座情報を集約して一括表示するサービスのこと。
また、マネックス証券の資産設計ツール「MONEX VISION β(マネックス・ビジョン・ベータ)」との連携も可能となっている。
「MONEX VISION β」とは、マネックス証券が2010年10月から提供を開始した資産設計アドバイスツールのこと。保有資産の資産構成を分析・可視化し、目標と現在のポートフォリオとの比較・分析や追加購入プランの提案等を、最新の金融工学理論をもとにアドバイスが提供される。
利用条件は、マネックス証券の証券総合取引口座を保有し、資産設計アドバイスツール「MONEX VISION β」および「MONEX ONE」の利用規約にそれぞれ同意し、利用申込みをした顧客。なお、「MONEX VISION β」の利用料金は無料となっている。
資産運用におけるリスク分散手法のひとつとして、資産を集中させないやりかたがある。その目的には、資産だけでなく、情報も分散させるといった面もある。ユーザーの利便性から考えると、顧客満足度向上に資するとも思えるのだが、提供されているサービスの管理者への信頼が損なわれないように願いたいものだ。
マネックス証券株式会社リリース