エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTTBP)は、成田国際空港株式会社(以下、NAA)の協力のもと、平成22年6月29日に成田国際空港第2旅客ターミナルへ無料インターネットカフェ施設「Broadband CAFE」をオープンすることを発表した。
施設内では、常設のパソコンによるインターネット接続サービス及び利用者の持ち込み端末向けに無線LANによるインターネット接続サービスが提供される。また、イタリア最高級の老舗エスプレッソブランド「espressamente illy」(以下、イリーカフェ)が併設されており、本場のエスプレッソコーヒーを楽しむことができる。
インターネット接続サービスについては、NTTBPが運営する情報配信プラットフォーム「Wifine」を活用したものが提供される。同プラットフォームの基幹ネットワークは光ネットワークで構築しており、優れた通信品質(高速、安定性)のインターネット接続の利用が可能となっている。
成田空港では、無線LANに対応している自身のパソコンを空港へ持ちこみ、インターネット接続をしたいという利用者のために、ターミナル内各所に無線LANアンテナを整備しており、また、無線LAN提供エリア内には、電源用コンセントを備えたデスクも設置している。さらに、第1ターミナルには、LANケーブルを配備したデスクを設置しているエリアも用意されている。
事前にインターネットサービスプロバイダー(ISP)と契約されていれば、いつでもこの無線LANアンテナや有線LANを通して、各ISPが提供するインターネット接続サービスを利用できる。また、ISPと契約されていない場合でも、BizPortal等が提供するクレジットカード決済による1日限りのインターネット接続サービス等の利用も可能。
「エキナカ」や高速道路のサービスエリアと並んで、空港は新しい販売チャネルとして注目されているが、商品を売る前にはまず集客力を高める必要がある。これまでは、飛行機に乗るためだけの目的であったために、これといったサービスが提供されず、手持ちぶさたの感が強かった空港ロビー・ターミナルだが、今回のような利用者へのサービス提供を持続していければ、消費者の購買エリアに空港も含まれるようになるだろう。
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