
エリクソンは、特許権を所有するWiFiテクノロジのライセンス供与のため、株式会社メルコホールディングスと契約を締結した。
エリクソンが早期に研究を開始したGPRSやHIPERLAN/2は、HSPA、最近ではWiFiの最新規格であるIEEE 802.11n等、後にモバイル規格となったパケット技術の基礎を成しており、このために、WiFiを含む広範なモバイル技術ベースの製品開発のキーとなる、必須特許を所有する立場となっている。
WiFi(ワイファイ)は、 Wi-Fi Alliance によって無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称、ブランド名。IEEE 802.11nは、規格のひとつであり、WiFi自体が無線LANではない。
エリクソンは、通信事業者に向けてテクノロジおよびサービスを提供している世界有数の企業。メルコホールディングス社は日本のデジタル機器メーカーである株式会社バッファローの親会社であり、バッファロー社は約60%のマーケット・シェアを有する日本最大のWiFiメーカー。
ビデオやゲームにおける動画・映像など、大容量データをモバイルで利用するユーザは増加の一途をたどっている。異なるメーカーの機器間での相互接続が進むほど、モバイルがもたらす世界は無限にひろがってゆく。
http://www.ericsson.com/jp/(編集部 上田真之)