イーシステム株式会社は、山口朝日放送株式会社と連携し、イーシステムの『テレビメールシステム』を基盤とした情報連携システムを稼動することを発表した。
この事業では、日本初の取組みとしてSNSとデジタルテレビの情報連携を行い、サービス利用者がインターネットに接続したデジタルテレビのリモコン操作をするだけでさまざまな情報を簡単に閲覧できる双方向サービスの運用を2月より実施するという。
生活に最も身近なテレビというメディアを通じて情報配信を行うことで、パソコンや携帯電話などの複雑な操作が苦手な高齢者などにも、様々な情報を届けることが可能となり、いわゆるデジタルデバイド(情報格差)の解消に役立つという。
イーシステムは、CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)に関するコンサルティング・システム導入・運用までをワンストップで支援するCRMのトータルソリューションプロバイダーだ。
テレビメールシステムは、放送事業者向けASPサービスで、データ放送上へのコンテンツ配信を可能とするツール。データ放送制作に必須の技術であるBML(Broadcast Markup Language)を必要とせず、提供されるシステムの操作で自由にコンテンツ配信を可能とする。また、双方向機能を利用したアンケートや地域ごとの情報配信も可能としており、デジタルテレビを活用した新たなマーケティングツールとして注目を集めている。
2011年7月の実施に向けて普及が急がれる地デジだが、供給側の都合ではなく利用者にとって何が有益か、説明責任を求める声に誠実に取り組む必要がある。
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http://www.e-system.co.jp/http://www.yab.co.jp/(編集部 上田真之)