NTTコミュニケーションズは、2010年1月20日より、セキュアなVPNサービス(Arcstar IP-VPN、e-VLAN)と、複数拠点での会議に必要な多地点接続装置(MCU)を一体型で提供するサービス『TV会議接続サービス』の提供を開始した。
このサービスは、高価なテレビ会議多地点接続装置(MCU)をNTTコミュニケーションズのVPNサービスにおける「アプリケーション接続サービス」上に展開することで、クラウド型で利用できることから、わずかな初期費用と月額固定料金で通信事業者ならではの高品質なTV会議サービスが気軽に利用できるようになる。
VPNとは、公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用できるサービスのことだ。特に、インターネットを利用する「インターネットVPN」は、低コストでの利用が可能だが、インターネットの特性上、セキュリティの確保に注意する必要がある。
『アプリケーション接続サービス』は、NTTコミュニケーションズのVPNサービス上で様々なアプリケーションサービスを利用するためのゲートウェイサービスで、VPNあたり月額7,350円(税込)となっている。
VPNサービス上におけるPCベースでの接続(Web会議)へのサービス拡大も見込まれており、より安全なコミュニケーションを図るための選択肢が増えることは、ライブ映像配信によるリアルタイムサービスを求めるユーザーには歓迎すべきことであろう。
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http://www.ntt.com/(編集部 上田真之)