ネガティヴなニュースばかりの経済欄、検証できる眼を
先行不明の経済状況、マイナス思考を助長するような言説があふれる中で、独自の視点に立った経済・ビジネスの解説書がじわじわと売れている。
書籍名は『経済ニュースの裏を読め!』価格1,400円、TAC出版から刊行されている。
著者は中小企業診断士の資格と経験を積んだエコノミスト・三橋貴明(みつはし・たかあき)氏だ。企業分析で培った解析力をマクロ経済に応用、豊富なデータをもとに国家経済を分析した「国家モデル論」が注目される。
日本政府は借金ばかりで資産はないのか?個人が貯金をすることは経済活動上、どんな影響があるのか?これら56個の疑問に答える形で、これまでとは違う角度から経済が見えてくる。
バランスシートに精通した著者ならではの分析をもとにわかりやすく解説。日々のニュースを読む視点も変わってくるだろう。
『経済ニュースの裏を読め!』TAC出版(編集部 宮下知良)