セイコーエプソン株式会社は、20m先にある320型相当の仮想ディスプレイを実現するシースルーモバイルビューアー『MOVERIO(モベリオ)』シリーズ2タイプを、2014年4月24日に発売する。
HDMI出力を持つ機器にも対応
『MOVERIO』は、シースルーのグラスを通して見える背景に、さまざまな映像(2D/3D)を重ねて投映することができる眼鏡型の情報端末だ。20m先にある320型相当の仮想ディスプレイでさまざまなコンテンツが楽しめるのである。
製品は眼鏡型のヘッドセットとコントローラで構成される。コントローラのOSにはAndroid4.0が搭載されており、専用サイトから各種アプリのダウンロードが可能だ。アプリ内では本製品に搭載された各種センサー(カメラ/ジャイロ/加速度/地磁気)、GPS機能、マイク入力、Bluetoothを利用することもできる。
さらに、Miracast対応のスマートフォン/タブレット端末と同期することで、それらのデバイスの画面を本製品でミラーリング表示したり、本製品の映像をスマートフォン/タブレット端末の画面に映し出したりすることができるのだ。
製品バリエーションとして、スマートグラス単体の『BT-200』、およびHDMI搭載機器の映像をソースとして使用できる「ワイヤレスミラーリングアダプター」が付属した『BT-200AV』の2タイプが用意される。
サイズ/重量は、ヘッドセットがW185mm×D170mm×H32mm/88gで、コントローラがW55mm×D120mm×H19mm/124gだ。なお、価格はオープンだが市場想定価格は『BT-200AV』が6万円台後半、『BT-200AV』が8万円台後半となっている。
Editor's eyes
情報端末としてはもちろん、『BT-200AV』ならパーソナルシアターとしての利用も可能だ。一般的なAV機器を映像ソースとして利用でき、さらに活用範囲を広げることができるのである。
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