ソニー株式会社は、Wi-FiストレージやUSB給電など多彩な機能を備えたポータブルワイヤレスサーバ『WG-C20』を、2013年10月25日に発売する。
新たなコンテンツ保護技術SeeQVaultに対応
『WG-C20』は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器と接続することで、本製品に挿入したSDメモリーカード内の写真や動画、音楽などを再生したりデータ転送したりすることができるWi-Fiストレージだ。
複数機器からの同時アクセスによるデータ共有に対応するのはもちろん、アクセスコントロール機能を使用すれば、共有フォルダの指定が可能となる。また、Wi-Fi接続の際には、NFCによるワンタッチ設定が利用可能だ。
本体内には3000mAhのリチウムポリマー充電池が搭載されており、本体の電源として利用できるほか、外部機器への給電も行えるのだ。
各種メディアとの親和性が高いのも特徴のひとつだ。例えば、ホームネットワーク内のDLNAクライアント機器から本製品に挿入したSDメモリーカードの映像や音楽を再生することができる。さらに、USBホスト機能により、本製品に接続したUSB HDD内のファイルをモバイル機器で再生することもできるのだ。
また、本製品はコンテンツ保護技術SeeQVaultに対応しており、同技術をサポートしたmicroSDカードを使用することで、ネットワークレコーダー「nasne(ナスネ)」で録画した番組を、HD画質のまま本製品にワイヤレス転送することができるのだ。
本体サイズは、W71mm×H144mm×D9mmで、重量は約135gだ。カラーバリエーションにはブラック、ホワイト、パープルの3色が用意される。なお、価格はオープンだが市場想定価格は10,000円前後となっている。
Editor's eyes
Wi-Fiストレージにモバイルバッテリ機能、さらにDLNAサーバ、USBホストなど、ユニークな機能が盛り沢山のアイテムだ。特にnasneの映像をHD画質で持ち出せる機能は、テレビ好きの心を鷲づかみにすることだろう。
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