
日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」から2012年度の「グッドデザイン・ベスト100」が発表された。今年度は、「インストラクション」と「仕組み」という視点に立って、評価が下されている。
「グッドデザイン・ベスト100」
そんな中、選ばれた「グッドデザイン・ベスト100」にはなかなか面白いものが含まれている。
たとえば、オムロン・ヘルスケア株式会社の「眠り時間計」。起きる時刻をセットしておくと、寝返りなどを寝具の動きから検知し、寝付くまでの時間と起きるまでの睡眠時間を測ってくれる。さらに、体の動きから、眠りの浅くなったタイミングで、起きやすい時間に起こしてくれる。こうして、ねむりのサイクルを見直すことで、健康をサポートするのだ。
また、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所の「情報家電[ハピネスカウンター]」。日常生活で積極的に笑顔をつくることを促進する家電のデザイン。その具体例が「笑わないと開かない冷蔵庫」だ。冷蔵庫の前で笑顔をつくると、スムーズに扉を開けられる。
さらに、米国Nike Inc.のMeasuring Devise「The Nike+ FuelBand」は、生活のすべてを運動に計測してくれるウエアラブル・ツール。時計機能だけでなく、歩数、カロリー等を管理することができ、健康状態の計測が可能な機器である。
このようにアイデア満載の「グッドデザイン・ベスト100」が、11月23日~25日に開催される「グッドデザインエキシビション」にも展示される。開催期間中に、この「ベスト100」から、本年度特別賞各賞が選ばれる。エキシビションの詳細は
こちらから。
グッドデザイン賞2012