キリンビール株式会社は、2012年9月26日、株式会社セブン&アイ・ホールディングスやソフトバンクギフト株式会社、株式会社イーライフと共同で、ソーシャルメディアと実際の店舗が連携した“ビールギフト・ショッピングサービス”を、2012年10月1日から展開することを発表した。
今回のサービスは、同社商品『GRAND KIRIN(グランドキリン)』の発売と同時に、販売促進として実施したキャンペーン「BEER to friends」をさらに進化させたというもので、「Facebook」や「Twitter」といったソーシャルサービスに登録している“友だち”に、利用者自身が購入した「グランドキリン引換券」を、ひとことメッセージとともに贈ることのできるショッピングサービスとなっている。
ちなみに、今回のベースとなる「BEER to friends」実施時には、SNSを利用して“友だち”に「グランドキリン引換券」を贈ることができる無料キャンペーンとして、「住所を知らなくてもプレゼントできる」といった意見や、「身近なセブン-イレブンの店頭で時間を気にせずいつでも受け取ることができる」といった感想など、多くの好評価を得て、最終的な応募数が70万件を上回ったそうだ。
なお、今回のサービスを利用するには、「日本国内在住で、20歳以上(未成年者不可)」が条件となっている。
また、「グランドキリン引換券」の電子クーポン提供を担当するのがソフトバンクギフト株式会社で、企画立案やサイト構築・運営を担当するのが、株式会社イーライフとなっている。
お中元やお歳暮の定番である「ビール券」は、ある意味で、形式的なしきたりとして、会社文化を形成していたものだが、もっと気軽に扱えるアプローチは、ソーシャルサービスの利用法にもいくらかの影響を与えるのかもしれない。ただ、こういった新しいビジネスモデルも、ソーシャルサービスありきではなく、実際の流通自体の活性化も、内需を活発にする目的のためには、取り組む必要があるのだろう。
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