日本通信株式会社は、全国のイオン店頭で販売される月額定額データ通信サービス(通称:イオン専用SIM)をリニューアルし、2012年10月1日から提供を開始する。
月額料金はそのままに
イオン専用SIMは、100kbps(ベストエフォート)という速度制限はあるものの、月額980円で使い放題というユニークなサービス(プランAおよびプランXA)が話題となった製品だ。今回、そのサービスがリニューアルされる事となったのである。
そのひとつ目は、ベース通信速度の大幅な向上である。これまで100kbpsに制限されていたデータ通信速度が、150kbpsまで引き上げられるのだ。これは、該当サービスを使用しているユーザの全員が対象となり、10月1日から自動的に適用される。
ふたつ目は、必要な時だけ高速データ通信が行える「Turbo Charge」の提供である。本サービスでは、予め100MBの容量を525円で購入しておけば、後は専用アプリにてワンタッチで高速・低速の切り替えが可能だ。なお、「Turbo Charge」はすでにサービスインしており、現状のイオン専用SIMでも使用可能となっている。
Editor's eyes
格安データ通信サービスのフロンティアであったイオン専用SIMも、後発サービスの登場により影が薄くなっていた。しかし、今回のリニューアルで競争力を取り戻したと言えそうだ。何にせよユーザにとっては嬉しいニュースである。
日本通信株式会社リリース