ウルシステムズ株式会社は、2012年7月19日、企業のビッグデータをリアルタイムで分析するためのCEPおよびストリーム・コンピューティング製品を活用したプロフェッショナルサービス提供を開始することを発表した。
今回のサービス開始は、「リアルタイムにデータを処理してビジネスに活かしたい」といった複数顧客からの要望を受けてのもの。
今後、同社では、大手各社が提供する製品の選定支援、アーキテクチャ設計、システム開発、技術コンサルティングなどのサービスを提供し、不正取引検出やセンサー情報分析などを企業がスムーズに開始・分析できるよう支援する。
「ビッグデータ」と聞くと、IT企業のみ扱っているようなイメージもあるが、一般企業においても、製造業の生産ラインを動かした際の履歴や、小売業のPOSデータと購買履歴、通信事業者の通話記録やWebサーフィンの履歴など、膨大な“生のデータ”が、日々の企業活動を経て生まれている。
そういったデータは、保管場所を必要とし、それゆえに「まとめた」データのみ管理することで、一定のトレンドのみ把握されるケースが少なくなかったのだが、インターネットとの結びつきが日を追って高まる現状では、かえって「編集前」のデータが求められるようになった。去る5月には、Googleが「BigQuery」といった分析サービスをリリースしているようで、和製サービスには、きめ細やかさを期待したい。
ウルシステムズ株式会社リリース