日本通信株式会社(JCI)は、停電時でもネットワークへの接続を可能にするノートPC向けUSB型通信端末と専用SIMのセット『停電通信』を、2012年6月29日に発売する。価格は34,000円(税込)となっている。
XiとFOMAの両方が利用可能
『停電通信』は、LTE対応のUSB型通信端末と、3ヶ月間500MBまで利用可能なSIMカードがセットとなった、ノートPC向けの商品だ。万一の停電発生時でも、バッテリ駆動のノートPCと組み合わせることで、ネットワーク接続を確保することができるのだ。
セットに含まれるSIMカードでは、3か月の有効期間で最大500MBまでの通信が行える。この制限を超えてしまった場合でも、再び3か月/500MB分のチャージプランを1,200円(税込)で購入することができる。残データ量や利用期間などは専用ホームページで確認可能だ。
本製品では、ドコモの高速ネットワークXi(クロッシィ)が使用できるのはもちろん、全国を網羅する広いエリアが特徴のFOMAネットワークを使用することもできるのだ。
通信端末はUSBコネクタを本体内に格納でき、コンパクトに持ち運ぶことができる。本体サイズは高さ88.5mm×幅30.5mm×厚さ12.9mmで、重量は約30gだ。また、バスパワーで動作するため、別途電源を必要としないのである。
Editor's eyes
導入月から3か月間は月額換算で約11,333円と高コストになるが、それ以降も継続して使用する場合、月額換算400円で維持することができる。通信量にもよるが、ノートPCやネットブックなどを主に使用するユーザの日常的な通信手段としても有効かもしれない。
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