OKIは、松竹株式会社(以下、松竹)が運営し、2013年4月2日に新開場した歌舞伎座に、KIOSK(キオスク)端末『SUKIT(スキット)』を切符引取機として納入したことを発表した。
今回の取り組みにより、チケットを購入した客は、同劇場に設置された切符引取機に、購入時のクレジットカードや会員カードを挿入することで、チケットを受け取ることができるようになる。
チケット受け取りの手間を解消
「KIOSK端末」は、街頭や店舗内に設置される、銀行ATMと同じようなサイズの情報端末のこと。液晶画面に情報を表示し、操作は画面に触れるタッチパネル方式を採用しているケースが多いようだ。博物館や美術館での館内の案内、図書館での蔵書検索、病院や会社での受付など、用途はさまざまで、コンビニ店舗内に設置されて、チケットのオンライン販売やデジタルカメラ画像のプリント、コンビニATMとして、目にすることも少なくない。
松竹は、歌舞伎座のリニューアルオープンにあたって、切符引取機の全面的な刷新を予定していたことによる。導入機種の選定にあたっては、同機の、高い操作性やカスタマイズ性、運用時のメンテナンスのしやすさなどを高く評価されたとのこと。
また、『SUKIT』には、各デバイスを制御する“SUKITプラットフォーム”が搭載されていることから、操作画面の「進化」を可能にしていることも決め手の一つになったようだ。
今後、松竹では、2013年中に、新橋演舞場、大阪松竹座、京都南座などへの導入も予定しているそうで、操作に必要なすべてのデバイスを利用者の正面に集め、ランプによる操作ガイダンスを行うなどの特徴を持つ『SUKIT』により、演じる側だけでなく、訪れる側にとっても、新しい歌舞伎座は進化の道へ一歩踏み出しているのかもしれない。
OKIリリース