ティンバーランドジャパン株式会社は、2013年1月21日、「EARTHKEEPERS(アースキーパーズ)RUGGED(ラギッド)」コレクションから『ラギッド レザー&ファブリックブーツ』を発売している。価格は、18,900円で、レッドブラウンとダークブラウンの2色から選べる。
この「ブーツ」には、100%リサイクルペットボトルを再生して作られた新素材「ReCanvas」が使用されており、また、アッパーのレザーには、過酷な環境基準をクリアした「タンナリー(皮なめし工場)」で生産された“タンブルドヌバック”も使用されるなど、自然環境に配慮したつくりになっている。
ちなみに、キャンバス(帆布)とは、もともと綿100%の天然素材を平織りにした、厚手で丈夫な織物で、最近では綿に絹や麻などを混ぜることも少なくないようで、ポリエステルやアクリルなどを使ったものも出てきている。革と比べて耐水性に強く、その丈夫さを活かして、テントやトラックのシート、バックやエプロンなどにもよく使われている。今回のブーツ用途でいえば、通気性がよく、蒸れにくいといった利点も見逃せない。また、レザー生地は、丈夫で長く使える点が魅力で、双方に共通するメリットは、使えば使うほどに柔らかくなり、よくなじむようになるというところといえよう。
今回のブーツでも、“タンブルドヌバック”独特の「シボ感」と柔らかな質感が、足になじみやすく、レザーとキャンバスのコンビネーションが、いろいろなコーディネートにも対応できる柔軟さを備えているようだ。
ペットボトルを用いて、じゅうたんなどに加工する事例はあるが、今回はブーツ用の素材。飲料水容器にも使用されていることから、極端な温度変化にも耐えうる技術が培われた、ペットボトルの“良いところ”を利用しない手はないということだろうか。
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