オムロンソフトウェア株式会社は、翻訳したい文字にスマートフォンをかざすだけで、瞬時に単語を翻訳してくれるAndroidアプリ『TranScope(トランスコープ)』を発売した。
まずは韓国語と中国語(簡体字)から
『TranScope』は、スマートフォンのカメラ機能で読み取った単語を翻訳(単語辞書引き)することができるアプリだ。海外への旅行者、または日本への旅行者の快適な旅をサポートするために開発されたアプリである。
翻訳対象となる文字は、縦書き/横書きの両方に対応しており、文字の認識範囲はピンチ操作で自由に変更することができる。また、100件までの翻訳履歴を表示することができるため、同じ文字を何度も翻訳する必要がないのである。
本アプリでは、同社の組込み向けOCRエンジン「MobileOmCR」による高精度な文字認識と、同社が旅行者向けに独自収集した単語辞書が採用されており、快適な使用感を実現しているのだ。
最初のリリースでは、韓国語⇔日本語版、および中国語(簡体字)⇔日本語版の2バージョンが用意される。また、中国語(繁体字)⇔日本語版、英語⇔日本語版も順次発売予定なのだという。
『TranScope』は、Google Playにてダウンロード販売される。価格は各350円(税込)となっている。
Editor's eyes
いつものスマートフォンを翻訳マシンとして活用できる便利なアプリだ。レストランのメニューや交通機関の案内板など、単語の意味を理解することが重要な場面で効果を発揮することだろう。
オムロンソフトウェア株式会社リリース