日立マクセル株式会社は、ハウジング内部に装備されたパッシブラジエータにより豊かな低音再生を実現するカナル型ヘッドホン『MXH-DR200/MXH-DR300』を、2012年10月31日に発売する。価格はオープンとなっている。
スマホ用のリモコンマイク付きモデルも用意
本製品は、一般的な3.5mmステレオミニジャックで使用可能なインナーイヤータイプのヘッドホンだ。製品バリエーションとして、スタンダードモデルの『MXH-DR200』、上位モデルとなる『MXH-DR300』の2種類が用意される。
いずれのタイプにも、ハウジング内部に装備されたパッシブラジエータがダイナミックドライバの背圧に共振することで低音域を増強するユニークな構造が採用されている。上位モデルとなる『MXH-DR300』では、より大型のパッシブラジエータが搭載されているのだ。
ドライバの直径は6mmとなっており、軽量なCCAWボイスコイルならびに高磁力なネオジウムマグネットの採用により、切れのあるクリアなサウンドを実現するのである。
ハウジングには高い遮音性と装着感を持つ楕円形のオーバル型ポートが採用されている。また、耳穴のサイズに合わせて変更可能な4種(SS/S/M/L)のイヤーピースには、銀イオンによる抗菌加工が施されている。
さらに、内部構造は同一だが、コードの中ほどにマイク付きリモコンが装備された『MXH-DR200S/MXH-DR300S』も用意される。これを使用すれば、スマートフォンでハンズフリー通話が可能となるのだ。
Editor's eyes
ステレオコンポなどのスピーカーでは良く見られるパッシブラジエータだが、インナーイヤーヘッドホンへの採用とはめずらしい。豊富なカラーも魅力のひとつだろう。一度試してみたいヘッドホンである。
日立マクセル株式会社リリース