株式会社ムービックは、スタジオジブリ作品「千と千尋の神隠し」の世界観が48枚の札で表現された花札を、2011年12月下旬から順次発売する。
通常版と額装版を用意
本製品は、物語の舞台となった「油屋」に集う八百万の神がデザインされた花札だ。「荻野千尋」の名前が湯婆婆に取られるシーンを再現した桜の赤タンや、暴走するカオナシの雨札など、作品の世界観が絶妙なタッチで表現されている。
札を製造するのは、1800年(寛政12年)創業の老舗メーカーである「大石天狗堂」だ。札の縁をくるむ裏紙が均一になるように裏紙の角を落としていく「角切り」や、裏紙と本体を貼り合わせる「ヘリ返し」など、一枚づつ丁寧な仕事が施されているのだ。
製品バリエーションとして、トラディショナルな一行つづりのケース入り通常版と、全48枚の札がアクリルプレートに並べられ、黒の木製フレームにセットされた額装版が用意される。額装版には、特典としてスタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーのコメント入り認定書と、ロゴが彫り込まれた真ちゅう製プレートが付属する。
価格は、通常版が3,150円、額装版が16,800円(いずれも税込)となっている。なお、額装版は2012年2月上旬からの発送予定となっている。
Editor's eyes
48枚すべての札が「千と千尋の神隠し」に登場するキャラクターで構成されたユニークな花札だ。ファンならずとも要チェックの製品である。
株式会社ムービックリリース