エステー株式会社は、2011年10月に発売した家庭用放射線測定器「エアカウンター」の後継機種として、性能アップと価格の引き下げを実現した『エアカウンターS』を、2012年2月3日に発売する。
待ち望まれた量産タイプ
『エアカウンターS』は、一般家庭で手軽に使うことができる放射線測定器だ。遙かに需要の方が大きかった前モデルとは異なり、本製品では生産体制が強化されており、入手性も改善されるという。
また、性能も向上しており、現行の「エアカウンター」では、放射線の計測時間が最長5分であったが、本製品では、最長でも2分で計測することができる。
加えて、計測中に放射線を感知するとブザーを鳴らす機能や、計測完了後、10秒経過するたびに直前約1分間の平均値を表示する機能が搭載された。また、デザインも一新され、スリムでコンパクトなバー型のフォルムとなっている。
本製品では、地上1mの高さにおける空気中のガンマ線を0.05~9.99マイクロシーベルト毎時の範囲で測定が可能だ。センサーにはシリコンフォトダイオードセンサーが採用されており、ベータ線をカットするフィルタも装備される。
本体サイズは、直径22mm×長さ170mmで、重量は約60gだ。電源として単3形乾電池×1本を使用し、約60時間の連続使用が可能である。なお、価格は7,900円(税込)となっている。
Editor's eyes
前モデル同様、本製品でも放射線の基礎知識から人体への影響など、さまざまな情報が分かりやすくまとめられた小冊子が付属する。低価格化や機能強化、コンパクト化など、さまざまな点が変わっているが、何より喜ばしいのは入手性も改善されるという点だろう。
エステー株式会社リリース