経済産業省は、海外展開支援プロジェクト、クールジャパン戦略推進事業の一環として、2012年1月20日から25日にかけて、「365日 Charming Everyday Things」(サンロクゴ)プロジェクトを開始する。
同プロジェクトは、日本の知恵や技や美意識が生きている品を、日めくりカレンダーに添って1日1つずつ、365点セレクトし、紹介するというもの。
紹介される日用品は、風呂敷や箸、編み籠といった伝統工芸品から、ステーショナリーやバッグ、椅子などで、プロジェクトの公式サイトでも、年明けに順次公開されていく予定で、Webサイトのオープンに合わせ、2011年1月20日から25日にかけて、フランスのパリ・バスティーユデザインセンターに期間限定ショップをオープンする予定となっている。
同ショップでは、日めくりカレンダー、およびカレンダーで紹介する品々が販売され、ショップ自体を、出品企業とヨーロッパ各国とのビジネス展開に向けたコミュニケーションの場になることも期待されている。
同プロジェクトについては、2012年2月以降に日本国内でも展開。2012年3月には東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで実施を予定しているほか、JR青森駅や都内各所でも展開していくとのこと。
ちなみに、同プロジェクトメンバーは、伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子氏、HAKUHODO DESIGNの永井一史氏、アートディレクターの服部一成氏、建築家の田根剛氏、コピーライターの国井美果氏、Semitransparent Designといった顔ぶれとなっている。
一番大切にしたいもの、それは日本人の美意識ではないだろうか。四季の移ろいを意識して、落ち葉や枯れ葉にさえも、美しさを見い出す。もののあわれをいつくしむその心根が、権力側にとっては、実は利用しやすいものでもあるのだが。
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