2001年リリース
久留米が生んだジャズ・バンド、The Travellers。結成時から日本国内にとどまらず海外でも精力的にライヴを行っている。ジャンプ・ミュージック、スウィングなどの影響を色濃く受けたクールでダンサブルなサウンドはバンド創成時から不変である。
(画像はAmazonより)
テナー・サックスとギターで主要軸を構成し、ウッド・ベースとドラムで基礎を作りながら、均整のとれたバンド・サウンドを成立させている。その上に甘くて渋いヴォーカルが乗った瞬間、フロアはもう踊り出している。聴き手を内側から高揚させるエネルギーが、この作品の中に詰め込まれている。ライヴではそのエネルギーが見事に爆発する。フロアとの一体感で包まれたその空間は、もう立派としか言いようがない。実際にライヴを体験している者としては、よくぞここまでフロアを導いてくれたと感謝の気持ちで満たされたのを覚えている。
スタンダードに彼ら流のアダルトな味付けを施すだけで生まれる、魅惑のマジックを体験してほしい。
(松本 良太)
収録曲
1.Five Guys Named Moe
2.Zig Zag Ziggin'
3.Yeah Yeah Yeah
4.Your Cash Ain't Nothing But Trash
5.Bim Bam
6.Jump & Roll
7.That Old Black Magic
8.It's A Great Great Pleasure
9.Crawfishin'
10.Oooh Woh
11.Flip,Flop And Fly
12.Lovey Dovey