新体制で臨むライヴ
2011年9月21日に6枚目のアルバム『STAR』をリリースした、フジファブリック。ヴォーカル志村正彦の急逝を乗り越え、3人体制として初の音源制作。アルバム・リリースに伴うツアー『ホシデサルトパレードTOUR 2011』のチケットは、めでたくソールド・アウト。バンドに対する期待の高さが如実に表れた格好となった。
(画像はFUJIFABRIC.comより)
志村在籍時は、志村がほとんどの曲の作詞・作曲を担当していた。今回のアルバム『STAR』では、リード・ヴォーカルを務めるギターの山内総一郎を中心に全メンバーが曲作りに関わっている。明るく希望に満ちたメロディーは、志村時代のちょっぴり癖のある哀愁的なメロディーとは明らかに違う。新体制として前進しようとする意志がサウンドにも滲み出ている。
忘れられないクリスマス・イヴ
ツアーは11月26日の大阪を皮切りに、名古屋、北海道、広島、福岡、東京、仙台の全7公演で、12月18日まで続く。今回のライヴは、アルバムにもゲストとして参加した東京事変のドラム、刃田綴色を迎えた4人編成で回る予定。クリスマス・イヴに命日を迎える志村に、ライヴの成功を報告できる日は近い。
(松本 良太)
FUJIFABRIC.com