2010年リリース
プロデューサーにスピッツなどでお馴染みの笹路正徳氏を迎え、サウンド面も笹路氏の影響が色濃く出ているのが窺える作品になっている。このアルバムではライヴでの定番となっているウクレレ弾き語りスタイルばかりではなく、バンドサウンドでも録音されている。
(画像はAmazonより)
彼女の魅力は、何と言ってもメロディーである。懐かしく普遍的なグッドメロディーを書かせたら彼女の右に出る者はいないだろう。日本人の根底に昔から存在するような、心の琴線に触れることのできる術を知っている。そしてそのメロディーと相まって彼女のウクレレが奏でる温かみのある音で、聴き手を丸ごと包みこんでしまう母のような包容力が生まれる。普遍的なメロディーとウクレレの包容力による相乗効果は、ライヴでの空間支配に深く関係している。気づけばウクレレと彼女の歌声だけで会場全体を魅了している。
今作品はウクレレ以外にも多くの楽器を使用しており、聴き比べも楽しめる。
(松本 良太)
収録曲
1. Gift Song
2. Dear Romeo & Juliet
3. 花を咲かせる人
4. あさきゆめみし
5. 京都アイラブユー
6. 陽のあたる教室
7. 花よ花よ
8. 心の旅人
9. 愛情ラブソング
10. 消えない灯り
11. My Sweet Baby
12. 不束な娘だけれど