2010年リリース
元ラリーパパ&カーネギーママのピアノ&ヴォーカルだったスチョリが、バンド脱退後初めてソロでCDをリリース。バンドのころとは一味違う、ジャズが根底に流れ、ゆったりとした空間を演出するその演奏は、ヒーリング効果を存分に発揮する癒しの音楽になっている。
(画像はAmazonより)
はじめて聴く人にもどこかで聴いたことがあるような懐かしささえ感じさせる普遍的なメロディー。静かに訴求できる芯の強さが内側に隠れている。音数が少ないからこそ、無駄な装飾が一切なくすべて必要な、それでいて最小限の肉付けで構成されたグッドミュージックに仕上がっている。
ライヴでは鍵盤弾き語りで演奏することが多いスチョリ。CDでは、ドラムやアコースティック・ギターが加わって作品ならではの楽しみがある。繰り返しリピートして聴いても全く飽きが来ない、そういう意味では賞味期限の長い耐久性のあるタフネスミュージックと断言できる。優しく寄り添うように歌う癒しの声は唯一無二。
(松本 良太)
収録曲
1.旅に出よう
2.シロツメクサ
3.野良犬と僕の町
4.夢を見ないかい?
5.優しい時間