注目の結果は?
11月16日水曜日、
東南アジア競技大会SEA Games2011のマラソン競技は
猫ひろしことタキザキクニアキの
ロンドンオリンピック出場を決める一戦として大会非参加国日本で注目を集めることになりました。
結果は2時間37分39秒の5位でした。
画像は
SEA Games2011のAthlete Profileより
カンボジアでは猫ひろしってどう思われてる?
現地の人たちは
猫ひろしをどう思っているのか?現地に飛んで生の声を集めてみたいところですが
和民社長のようにはいかないのでネットから少し拾い集めてみました。
カンボジアトゥデイ:
自国で取材しようという気が全く無いのか
毎日デイリーニューズの記事が転載されていました。日本の記事なので意味無しですが、
猫ひろしのエージェンシー(
WAHAHA本舗?
DMM.com?)の話として
アンコールワット国際ハーフマラソン3位入賞後2010年12月に
カンボジアオリンピック委員会から接触があり、委員会が帰化と2012年の
ロンドンオリンピック代表を目指し走ることを勧めたとあるのはチェックしておきたいところです。
プノンペンポスト:
非常に興味深い記事がありましたので以下に引用します。
The country’s athletics scene has been somewhat rocky with the sacking from the national team of best known long distance runner Hem Bunting, who was considered a strong medal prospect having won a silver and two bronzes at past SEA Games. The Khmer Amateur Athletics Federation contends that Bunting has been kept out of the squad due to “discipline issues” but the twice winner of Angkor Wat International Half marathon and Phnom Penh Half Marathon blames it on “prejudice.”
最も名の知れた長距離走者ヘム・ブンティンが代表チームから外されたことでカンボジア陸上競技界は不安定な状態にある。彼は過去のSEA Gamesで銀メダルを1つ、銅メダルを2つ獲得しており今大会のメダルが有力視されていた。クメールアマチュア陸上競技連盟は今回の措置を「規律上の問題」のためと主張しているが、国内二冠のブンティンは「根拠のない判断」だと非難している。
In the midst of this unsavoury controversy comes the inclusion in the delegation of Japanese runner Takizaki Kyniaki, better known as Neko Hiroshi.
この不快な論争の最中、猫ひろしとして知られているタキザキクニアキが代表団に加えられた。
Takizaki, who is a popular stand up comedian in Japan, has been a long-time resident of Phnom Penh. He trotted in second a full five minutes behind Hem Bunting in the Phnom Penh Half marathon in June this year, a confirmation that he may not be in the same league as the Cambodian runner.
タキザキは日本の人気コメディアンでプノンペンに長期滞在している。今年6月プノンペンハーフマラソンでは二位になったがブンティンに5分の差を付けられている。これはタキザキがブンティンと同レベルではない証左かもしれない。
Obviously, his inclusion has raised many eyebrows and the reactions in athletics circles range from surprise to shock and anything in between. However, the Federation has immense faith in Takizaki’s ability to deliver the much needed medal boost in athletics and the controversial element of his selection has been swept under the carpet.
明らかにタキザキの代表参加は多くの人の眉をひそめるもので陸上競技界では驚きから衝撃と様々な反応を呼んでいる。しかし連盟はタキザキの持つ力を非常に信頼しており、メダルの増加をもたらしてくれると考えている。かくて議論を呼んでいる彼の選考問題はうやむやにされた。(訳は筆者による)
どうやら
和民社長の言うように
カンボジアではあまりよく思われていないようです。オリンピック委員会や陸連だけが歓迎している様子。
カンボジアの人も困ってるニャー
今回カンボジア人一位と言っても最も実力のある
ブンティンが不参加、更には他二名も欠場していたのでカンボジア人で出走したのは
猫ひろししかいなかっただけなのです。それを
スポニチSponichi Annexさんがスッパ抜いていました。
因みに
ブンティンに関する3年前の
毎日新聞の記事及び
ウィキペディアによると、練習している陸上競技場はボロボロ、競技シューズも買えない(新品シューズは月収の2倍もする)状況でカンボジア選手達は今まで頑張っていたようです。
ブンティンがこう語っていたのが印象的です。
「カンボジアではサッカーなどに比べて陸上への関心は低い。いい走りをすれば、状況はきっと変わる」
さて、この
猫ひろしの芸風にも似た中途半端な成績をどう扱ってよいものか
カンボジア側が困っているのがレース後の以下の相反する2つのニュース記事のタイトルに見て取れます。
猫さんのタイム、五輪へ不十分 カンボジア事務局長
「猫は五輪代表になるだろう」
どっちやねん!ってか、タイトルシュール過ぎっ!
SEA Games2011Comedian Hiroshi Neko hopes to represent Cambodia in 2012 Olympics - The Mainichi Daily NewsTeams set for SEA Games assault | The Phnom Penh Postヘム・ブンティン - Wikipedia朋友:北京五輪 母国の陸上熱高めたい ヘム・ブンティン(カンボジア) - 毎日jp(毎日新聞)猫ひろし 五輪確定?カンボジア3選手が選考レース辞退 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能猫さんのタイム、五輪へ不十分 カンボジア事務局長 - 47NEWS(よんななニュース)「猫は五輪代表になるだろう」- 日刊スポーツ