新しい写真の意味
2011年9月29日に徳島で行われたワンマンライヴを最後に、ドラムの高橋久美子が脱退したチャットモンチー。2人の新体制を予感させるアーティスト写真が、チャットモンチーのオフィシャル・サイトで公開されている。
写真では、ギターを持ちながら笑顔でジャンプしている橋本絵莉子と、3人のときはベースを担当していた福岡晃子がドラムを叩いている姿が撮影されている。この写真が新体制を意味するのなら、ベースレスのバンドに生まれ変わった、ということになる。ベースレスのバンドと言えば、アメリカのホワイト兄弟によるバンド、The White Stripesを連想してしまう。彼らほどアバンギャルドで衝動的なサウンドに急激に変化することはないと思うが、もし福岡がベースからドラムに転向するなら、おそらくサポート・メンバーを入れずにベースレスのサウンドを展開していくという、バンドの強い意志を感じずにはいられない。
(画像はCHATMONCHYより)
未公開映像を上映
チャットモンチーは11月18日から、『チャットモンチーの求愛ツアー』と銘打ち4か所を回る予定だ。4か所でそれぞれ違うゲストを迎えた対バン・ツアーとなっている。12月7日にはライヴ&ドキュメンタリー映像集の『鳴るほど』をリリースする。このリリースに伴い、発売前の12月5日にドキュメンタリー部分だけを全国5か所の映画館で上映することが決定した。この上映イベントだけでしか観ることができない、未公開映像も上映する模様で、チケットの争奪戦が予想される。チケットは11月18日から発売され、特典としてオリジナル・グッズが付いてくる。会場はTOHOシネマズ渋谷、109シネマズMM横浜、109シネマズ名古屋、TOHOシネマズ梅田、シネマサンシャイン北島の5か所となっている。ファンには必見の上映イベントとなるだろう。
(松本 良太)
CHATMONCHY チャットモンチー公式サイト