チケットは軒並みソールド・アウト
2011年9月28日にセカンド・アルバム『エピソード』を発売したばかりの星野源。来年1月からスタートするアルバム発売記念ツアー〈エピソード2以降〉は、仙台と広島以外ですでにチケットがソールド・アウト。年末にはCOUNTDOWN JAPANにも出演が決定している。
(画像は星野源オフィシャルサイトより)
SAKEROCKのリーダーであり、俳優としても映画やドラマなど多くの作品に出演するなど、音楽以外にも幅広く活動している星野源。10月からはドラマも始まり、その撮影の合間にライヴや連載、ラジオなどの仕事をこなしているとなると、おそらく睡眠時間は相当少ないはず。表現者として多くの引き出しを獲得しつつある彼の、今後の活動に注目が集まるのは必至だ。
震災を乗り越え、たどり着いた答え
インタビューでは『エピソード』を作るときの精神状態は普通ではなかったと語っている。震災を経験し、自分の無力さを痛感した上で行き着いた答えは、「大丈夫」という歌詞を盛り込むことだった。ミュージシャンとして人々に何かを伝えられる位置に居る人間として、震災の苦しみは絶対に抜けられるというメッセージをアルバムに詰め込んでいる。どん底まで落ちた男が体現する音楽を、ライヴ会場の観客はいつも通りまっすぐに対峙するはず。観客の姿勢に感謝する彼と、人柄が表れた彼の音楽に包まれる会場は、人としての温もりで優しく覆われるだろう。
(松本 良太)
星野源オフィシャルサイトSAKEROCK WEB