富士フイルム株式会社は、3D動画・写真を専用メガネなしで楽しむことができるデジタルフォトフレーム『FinePix REAL 3D V3』を、2011年11月12日に発売する。
3Dモニタとして利用可能
『FinePix REAL 3D V3』は、7.2型/288万ドットの「プレミアムクリア3D液晶」により、専用メガネを使用することなく明るく、チラツキの少ない3D映像が楽しめるフォトフレームだ。もちろん、通常の写真など2D映像の表示も可能だ。
3D表示には、表面に細かな凸レンズを並べたディスプレイを使用する「レンチキュラーレンズ方式」が採用されており、従来製品よりも約1.4倍明るくなったという。また、LEDバックライトの採用による、省エネ化と高輝度化もポイントである。
本製品では、同社の3Dデジカメ「FinePix REAL 3D W3」で撮影した映像はもちろん、3D対応のビデオカメラや携帯電話、他社製デジカメなどで撮影した映像の表示も可能だ。
入力用ポートとしてHDMI端子が用意されており、3D対応のブルーレイディスクプレーヤーや家庭用ゲーム機を接続すれば、3Dモニタとして利用することができるのだ。
本体サイズは、W188.8mm×H153.5mm×D28.2mmで、重量は約415gだ。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
裸眼3Dディスプレイが搭載されたユニークなフォトフレームだ。映画やゲームで使用するには少々迫力不足だが、3Dモニタとしても使用できるのは面白い。フォトフレームの新たな進化の方向性を感じる製品である。

富士フイルム株式会社リリース