京王電鉄バス株式会社と京王バス東株式会社は、2011年10月13日から、高速バスからの乗り継ぎサービスを開始している。
まず、中央道を走る高速バスの場合、「中央道深大寺」バス停と、路線バスの「中央道深大寺バス停下」での乗り継ぎサービスを希望する乗客には、高速バス降車時に乗り継ぎ券が渡され、「中央道深大寺バス停下」から路線バスに乗車する際に、乗り継ぎ券を乗務員に渡すことで、通常200円のところ100円での乗車が可能となる。
対象路線は、「富士五湖線、甲府線、伊那・飯田線、諏訪・岡谷線、飛騨高山線」など9路線。
次に、東名道を走る高速バスの場合、「首都高速用賀パーキングエリア」バス停から「東急田園都市線用賀駅」への乗り継ぎサービスを希望する乗客には、高速バス降車時に、渋谷駅までの乗り継ぎ券が通常190円のところ100円で発売されることで、東急電鉄田園都市線用賀駅から渋谷駅までの区間において、サービスが利用できることになる。
対象路線は、「静岡線、浜松線、沼津・三島線」など15路線。
高速道路の無料化社会実験と休日特別割引の地方部上限1,000円の制度終了により、高速道路を利用する自家用車の数は、目に見えて減少しているようだ。その影響は、都市部に比べて地方がより顕著となっており、高速道路が“町と町をつなぐ”イメージは、雲散霧消したのかもしれない。優先的に行われた高速道路の建設は、一般道路の整備を滞らせ、その疲弊した道路を大型車が通行する。高速無料化を改めて問いかけてみたい。
京王電鉄バスグループリリース