「Google MapsGL」のベータ版(試用版)を発表
Google(グーグル)はプラグインなどのソフトウェアを使うことなく、街中の建物が3D表示されることにより、立体的な地図を表示できる「Google MapsGL」のベータ版(試用版)をリリースした。地図情報サービス「Googleマップ」で建物を3D表示できる。この機能はパソコンがパフォーマンス要件を満たしていれば、Googleマップから「新しいマップテクノロジーを使ってみませんか」をクリックすると試すことができる。
「Web-based Graphics Library(WebGL)」 技術によれば、プラグインを入れなくてもブラウザで画像やアニメーションをより鮮明に表示でき、Googleマップで建物の3D表示をはじめ、画像間のスムーズな切り替えなどが可能だ。
これにより、すでにAndroid(アンドロイド)スマートフォン版Googleマップにある立体的な地図の表示機能を、パソコン版でも利用できるようになる。3D表示に加え、地図を拡大、縮小操作する際、画像の切り替えがより滑らかになった。航空写真なども斜め45°などをスムーズに回転して表示できる。道路から撮影した風景を観ることが出来る「ストリートビュー」へもより滑らかに移行できる。
パフォーマンス要件は、まずGoogle MapsGLの対応ブラウザはGoogleの「Chrome(クローム)14」以降、または米Mozilla(モジラ)の「Firefox(ファイアフォックス)8」の最新ベータ版などが必要になる。また対応OSは、Windows 7/VistaまたはMac OS X 10.6 Snow Leopard以降、Linux。さらにパソコンがグラフィックス(ビデオ)カードを搭載している必要がある。
ちなみに、この他にもGoogleはWebGLを使ったアプリケーションを、Chrome Experiments WebGLのページで詳しく紹介している。要件は少々ハードルが高いかもしれないが、新しい機能を試してみてはいかがだろうか。
「Chrome Experiments WebGL」