音楽好きが注目する音楽賞
今年で第9回を迎える、韓国大衆音楽賞。メジャーで活躍するミュージシャンだけでなく、インディーズからも多く表彰される音楽賞で、アイドル・グループやダンス・グループがほとんどの部門で表彰される、ゴールデンディスク賞やソウル歌謡大賞とは違う目線で、音楽を評価する音楽賞だ。
(画像はチャン・ギハと顔たち 公式ウェブサイトより)
2012年2月29日、韓国大衆音楽賞授賞式がソウルで開催された。インディーズとメジャーの垣根を越えて活躍するロック・バンド、チャン・ギハと顔たちが今年の音盤賞、今年の音楽家賞など計4部門で受賞。彼らは昨年発表したセカンド・アルバムが日本でも発売され、クセのあるメロディーと展開が特徴的なロック・バンドだ。
IUは最優秀ポップ曲部門など計3部門で受賞。2012年に“Good Day”で日本デビューも果たしているIUは、前述したソウル歌謡大賞でも表彰されており、人気と実力の両方を評価されている稀有なK-POPシンガーだ。
(画像はIDIOTAPE OFFICIAL WEBSITEより)
IDIOTAPEが表彰されるのがこの音楽賞の醍醐味
他にも注目すべきところは、最優秀ダンス&エレクトロニック音盤部門で、IDIOTAPEの『11111101』が受賞したことではないだろうか。彼らは日本でもサマーソニック2011に出演、さらにカナダのCanadian Music WeekやアメリカのSXSWなど海外のフェスにも出演するほどの逸材。彼らを選出した韓国大衆音楽賞、ぜひこの音楽賞をこれからも注目して欲しい。
(松本 良太)
チャン・ギハと顔たち 公式ウェブサイトIU ジャパン オフィシャルサイトIDIOTAPE OFFICIAL WEBSITE