株式会社アイ・オー・データ機器は、2.4GHz帯の電波を使用する既存の無線LAN環境にプラスするだけで、5GHz帯の無線LANが利用可能となるアクセスポイント『WN-AG300A』を、2012年4月下旬に発売する。
電波干渉に強い5GHz対応アクセスポイント
『WN-AG300A』は、2.4GHz帯の電波を使用する一般的なIEEE802.11b/g/nに加え、5GHz帯の電波を使用するIEEE802.11a/nにも対応したアクセスポイントだ。特に5GHz帯の無線LANに対応した家電(テレビ/レコーダー)にフォーカスした製品である。
本製品を既存の2.4GHz帯を使用する無線LAN環境に追加することで、5GHzの無線LANに対応した機器において、快適な通信が可能となるのだ。
2.4GHz帯の電波は、スマートフォンや携帯ゲーム機など、さまざまな機器で利用されるのに加え、電子レンジなどから発生するノイズによって電波干渉が起こりやすい。しかし、5GHz帯は対応機器が少なく、電波干渉が起こりにくいため、大容量データも安定した通信を行うことができる。
本製品は、ボタンひとつで簡単にセットアップが完了するWPSがサポートされているのに加え、シャープ「アクオス」、ソニー「ブラビア」、パナソニック「ビエラ」、それぞれに対応したセットアップガイドが付属する。
本体サイズは、W70mm×D117mm×H28mmで、重量は約100gだ。なお、価格は8,925円(税込)となっている。
Editor's eyes
5GHz帯の無線LANは、チャネル数が多いのに加え、そもそもユーザ数が少ないため混信も起こりづらくなっているのだ。現在の環境も活かしつつ、段階的に5GHz帯の無線LANに移行する場合にも便利な製品だろう。
株式会社アイ・オー・データ機器詳細ページ