ジャパニーズメタルの王 LOUDNESS
デビュー30周年を迎えベストアルバムを3枚同時リリースするなど、勢いに乗っているジャパメタの頂点に君臨するバンド『
LOUDNESS』が、5月11/12日にアメリカコロンビア州で行なわれる【
M3 Rock Festival 2012】に参加することが決定した!!
シンデレラ、ラット、スキッド・ロウ、ドッケンなど80年代~90年代初期に活躍したヘアメタルバンドが一同に揃うフェスティバルというだけあって、往年のメタルファンからキッズまで広い世代の注目を集めている。
(画像は公式サイトより)
LOUDNESSは日本での人気は元より、80年代中盤に
海外進出を成功させビルボードTOP100にアルバムを送り込み、全米を廻る大規模なツアーを成功させるなど、海外でも圧倒的な支持を誇っていた。当時のライヴを若かりし頃の
SLAYERや
ANTHRAXのメンバーが見に行き楽屋に突撃し、サインを貰っていたというエピソードは有名である。
ポール・ギルバートや
マーティ・フリードマンなど、ギタリストである
高崎晃をリスペクトしているミュージシャンも数多く存在する。
元
Xの
沢田泰司がベーシストとして参加した90年代には若者のファンも急増。当時のヴォーカルは現在のオリジナルメンバーである
二井原実では無く、元
E・Z・Oの
山田雅樹ではあったが、1999年にはイギリス・オランダ・ベルギー・ドイツのヨーロッパツアーを敢行。
オランダでは毎年5万人の観衆を動員するメタル系フェスティバル『
ダイナモ・オープン・エア』のメインステージに立つなど、常に海外を視野に入れた活動をしていた。
山田雅樹在籍時は通称『
インドネス』とも呼ばれ、コアな支持は現在も続き、今でも
山田雅樹の活躍を待っているファンも少なくは無い。
オリジナルLOUDNESS復活
2000年にオリジナルメンバーでの
LOUDNESSを復活。コンスタントにアルバムを発表しライヴを行っている。復活した
LOUDNESSは
山田雅樹在籍時のヘヴィな楽曲と過去のメロディアスなHRをミックスした新たな音楽性へと変化しており、決して昔を懐かしむだけのバンドでは無いという姿勢を前面に押し出している。2008年に中心人物の一人であるドラマーの
樋口宗孝が他界するというバンドにとっての分岐点を迎えるが、生前の
樋口氏の意志を尊重し新ドラマーを加入させて活動を続行した。昨年2011年には5年ぶりの全米ツアーを成功させる。大小様々な規模でのライヴハウスやホールを廻るツアーは、どの会場に行ってもファンで埋め尽くされ、
LOUDNESSの楽曲を大合唱する
ラウドネスガイの姿が多く見受けられた。
天災に遮られた2大ヴォーカルの共演
昨年の全米ツアーでのエピソードとして、ナッシュビル公演で1989年~1992年の間に
LOUDNESSのヴォーカルを担当していた
マイク・ヴェセーラが、サプライズとしてゲスト参加する予定だった。しかし、公演日が近付くに連れてストームが激化し、ナッシュビル公演は中止になってしまう。勿論、夢の2大ヴォーカルスト共演も嵐と共に消え去ってしまった。ファンとしては非常にガッカリした出来事であったが、何よりもブログで関係者やファンに謝罪の言葉を述べる
高崎晃本人が一番悔しそうであった。
今年も6月から大規模な全米ツアーが予定されている
LOUDNESS。ナッシュビル公演のリベンジを果たすことはできるのか?それも含めて、非常に楽しみなツアーである事は間違い無い。
ラウドネスガイの一人として大成功を祈っている。
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