圧巻の10部門受賞
2012年3月2日、第35回日本アカデミー賞授賞式で各賞の発表が行われた。優秀音楽賞にノミネートされていた5作品5名の中から、最優秀音楽賞が選出された。受賞したのは、『八日目の蟬』の安川午朗。『八日目の蟬』は、最優秀作品賞を始め、10部門で受賞するという快挙を達成。今年の日本アカデミー賞は、まさに『八日目の蟬』のための授賞式となった。
(画像は日本アカデミー賞公式サイトより)
『モテキ』の音楽は、女王蜂やフジファブリック、在日ファンクなどが挿入曲で参加しており、音楽ファンの間では話題となった作品だ。映画化の前のドラマの時から、音楽に対する評価は高かった。『モテキ』を振り切って受賞した『八日目の蟬』は、10部門受賞の快挙からもわかるように、映画として、一つの作品として総合力が非常に高かった。作品、役者、スタッフと全ての面で評価され、日本アカデミー賞の歴史にその名を刻んだ。
岡村隆史も緊張した面持ち
授賞式では、豪華なプレゼンターも見所の一つ。『告白』の中島哲也監督や俳優の妻夫木聡など、多くの映画関係者が登場。意外なところでは話題賞のプレゼンターとして、ナインティナインの岡村隆史が登場。『探偵はBARにいる』の主演男優賞にノミネートされていた大泉洋にツッコミを強要し、ささやかな笑いを提供した。
(松本 良太)
日本アカデミー賞公式サイト