CSの雄が地上波へ
2012年2月17日放送の音楽番組ミュージック・ステーションに、THE BAWDIESが初出演を果たした。スペースシャワーなどCSチャンネルには頻繁に出演する彼らだが、地上波の出演は非常に珍しい。タモリとの掛け合いに期待したファンも多かったのではないだろうか。
(画像はTHE BAWDIES OFFICIAL WEBSITEより)
番組では、バンドの紹介VTRが流れ、ライヴの演奏シーンや2007年のオーストラリア・ツアーの模様とともに、全編英語の歌詞などにも触れられていた。タモリとの会話はごくわずかで、ファンにとっては少々心残り。ベース/ヴォーカルのROYはトークの技術も高く、特にライヴのMCでその実力を発揮する。もしタモリとのロング・トークが実現していたら、スタジオ内は笑いを生み出しながら盛り上がったはず。
ライヴ・バンドの底力を見せる
演奏曲は、向井理主演のドラマ『ハングリー!』の主題歌になっている、“ROCK ME BABY”。THE BAWDIESらしい、オールディーズ感満載のロックンロールだ。狭いスタジオは彼らの演奏により、ライヴハウスと化していた。通常のライヴ同様、エネルギーに満ちたパフォーマンスを披露した。
初登場とは思えないほど、終始堂々とした態度で、緊張した様子には見えなかった。この出演を足掛かりに、他の地上波の音楽番組でも彼らの雄姿を観たいものだ。
(松本 良太)
THE BAWDIES OFFICIAL WEBSITE