
今やカンボジア人の
猫ひろしことTakizaki Kuniakiが5日行われた
別府大分毎日マラソンに出場し、自己ベストを大きく更新する2時間30分26秒で完走、50位だった。
カンボジア・オリンピック委員会は代表内定の基準を2時間31分台としていたので、今大会記録でオリンピック出場の夢が一歩近づいたことになる。が、今大会で50位という成績のTakizakiがどうしてオリンピックに出場出来るのか?
それはオリンピックにおける陸上競技と水泳では記録が規定の水準に達していなくても各国は自動的にそれぞれ男女二名の選手をエントリーさせることが出来るワイルドカード枠を持っているので、選手層の薄い国では十分に出場の可能性があるからだ。
最も注目されたワイルドカード枠選手は2000年のシドニーオリンピックで100m自由形予選をおぼれそうになりながらも泳ぎ切った赤道ギニア共和国の
エリック・ムサンバニだ。
Takizakiの記録を受けカンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン事務局長は、自己ベスト更新を評価しながらも期待するのは2時間25分台の記録であり選手選考には更なる検討が必要とのコメントを残している。
それはカンボジアには
ヘム・ブンティン選手が控えているからだ。彼は2011年8月28日のオーストラリアで行われたPerth City to Surfマラソンを2時間31分58秒の7位でゴールしており、2時間25分20秒の自己最高記録を保持している。
猫ひろしことカンボジア選手Takizaki Kuniakiが本気でオリンピック出場を目指しているのなら沿道の観衆に笑いを振りまいて余裕をかましている場合では決してない。
(周 健)
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