ユーミン、デビュー40周年にして初のテレビ冠番組　独自の視点に期待

ユーミンの愛称で知られる大物シンガー・ソングライターの松任谷由実が、デビュー40周年にして初めてテレビに冠番組を持つ事が分かった。

ユーミンと言えば、旧姓の荒井由実時代からの「卒業写真」、「中央フリーウェイ」や「ルージュの伝言」、松任谷由実になってからの「守ってあげたい」、「ダンデライオン」、「ノーサイド」、「真夏の夜の夢」、「春よ、来い」等、その時代の若者たちの思い出のシーンと結びついた情緒あふれる名曲の数々が思い浮かぶ。

しかし、これほどのヒットメーカーでありながら、テレビへの露出は極めて少なく、紅白歌合戦も2005年の第56回と昨年の第62回しか出ていない。その代りに、ラジオでは、ニッポン放送の「松任谷由実のオールナイトニッポン」や東京FMの「サタデー・アドベンチャー」から「Yuming Chord」に至るまで、長らく名パーソナリティぶりを発揮してきた。

そんなユーミンが初めて持つテレビの冠番組は、NHK Ｅテレの「ユーミンのSUPER WOMAN～時代をクリエイトする女たち～」(7月から毎週金曜日午後11時～11時半)。様々なフィールドで活躍する女性たちの現場を、ユーミン自ら訪ねる番組だ。

40周年を迎えても若々しいユーミン。テレビ番組という新しい取り組みの中で、今までと違った姿を見せてくれそうだ。ラジオでは、豊富な人生経験と感性を生かした味わい深いコメントをしている。テレビ番組でも、彼女ならではの独自の視点で、女性たちの人生に切り込んでいくに違いない。

昔からのファンにとっては、ユーミンの素顔をたくさん見ることができるチャンス。そこに懐かしいメロディーが流れれば、古き良き時代をまたユーミンと共有できるかもしれない。



松任谷由実公式サイト