株式会社アイネットは、モバイル開発サービスとして『Mapdemic』開発センターを開設している。
今後、同開発センターで構築されたモバイル対応Windowsアプリは、同社クラウドサービス『VIDAAS』での配信サービスとして提供される。また、データセンターから“DaaS”として展開することも可能となっており、2012年5月28日からは、企業向けに、開発サービスの提供も開始される。
開発センターでは、既存のWindowsアプリを、タブレットやスマートフォン向けに新たにアプリを開発するのではなく、既存のPCソフトを、タブレットやスマートフォンに対応させるアプローチがとられており、専門の開発エンジニアを配置することで、短期間でのモバイルデバイス特有の機能と業務アプリケーションとの連携を実現可能にしているとのこと。
なお、提供価格は、個別見積りとなっている。
ちなみに、「Daas」とは、「Desktop-as-a-service」の略で、端末のデスクトップ環境をネットワーク越しに提供するサービスのこと。端末には、最低限のハードウェアがあればよく、OSやアプリケーションソフトなどは、すべてサーバ上で動作する。また、サーバの設置や管理は自社で行わず、専門の事業者からサービスとして購入する。
Windowsアプリとの親和性の高いモバイル端末なら、「Windows Phone」が最適なのだろうが、いかんせんシェアが小さすぎる。個人所有の端末を業務に利用するケースも少なくないようだが、あえてなぜ、スマートフォンで利用したいのか?携帯電話機能と連携させたいためか?移動中などのスキマ時間を活用したいためか、それとも?目的は、明確にしておくべきだろう。
株式会社アイネットリリース