株式会社センチュリーは、「高度利用配信」と「現地演算方式」でより早く、正確な緊急地震速報を発することができる専用端末『地震の見張り番 plus one(JMB-H1)』を発表した。
情報配信料0円で低コストに運用
『地震の見張り番 plus one』は、地震の揺れが到達する前に音声と画面で知らせてくれる緊急地震速報発報端末だ。ディスプレイには1024×768ピクセル(XGA)の解像度を持つ8インチ液晶ディスプレイが採用されている。
本製品では、震度や到達時間、震源の位置が高い速報性で配信される「高度利用配信」、ならびに機器が設置された場所の緯度・経度、地盤増幅度を登録することで、より正確な情報が得られる「現地演算方式」が採用されている。
これによりテレビやラジオ、携帯電話のそれとは異なる高精度の情報が得られるのだ。しかも、本製品では「高度利用配信」のための情報配信料が発生しないため、低コストで運用することができるのだ。
また、過去の地震データ55件が搭載されており、さまざまな状況でシミュレーション訓練が可能だ。もちろん、任意の震度、到達時間を設定することもできる。
本体サイズはW210mm×H151.5mm×D32mmで、重量は約500g。価格は放送設備への工事代込みで370,000円前後となっている。
Editor's eyes
本製品では、特定の場所・利用者に向けた「高度利用配信」が使用されており、基本的に学校や病院、オフィス、工場などで使用するための製品だ。なお、今後のバージョンアップにより津波・火山情報への対応も予定されているという。
株式会社センチュリーリリース