「星空 Starry Starry Night」サントラ
ポストロック、エレクトロニカといったジャンルではあるが、クラシックやチェンバーミュージックからの影響も感じられる
前田勝彦のソロ・ユニット、
world's end girlfriend(
ワールズ・エンド・ガールフレンド)。彼が音楽を担当した台湾映画「
星空 Starry Starry Night」のサウンドトラック盤がリリースされた。
(画像はAmazon.co.jpより)
台湾の新進気鋭の映画監督、
林書宇(
トム・リン)による「
星空 Starry Starry Night」は、多感な少年少女の心の葛藤や儚い憧れをファンタジックに描いた作品で、2011年に台湾、中国、香港、シンガポールで公開された映画。この音楽を手掛けたのが
ワールズ・エンド・ガールフレンドで、そのオリジナル・サウンドトラックが、4月13日に自身が主宰するレーベル
Virgin Babylon Recordsよりリリースされた。
ノスタルジックで柔らかなサウンド
2010年に発売されたアルバム「
SEVEN IDIOTS」では、
ワールズ・エンド・ガールフレンドの音楽が持つノイジーで攻撃的な面が比較的目立っていたが、今回のサントラは、当然ながら映画の持つ雰囲気同様に、ノスタルジックで柔らかな音の感触が全編に溢れている。
湯川潮音がゲスト・ヴォーカルとして参加したリード・トラック「
Storytelling」ほか、ストリングス、ピアノを用いた美しく儚げなメロディは、
ワールズ・エンド・ガールフレンドの音楽の大きな魅力の一つであり、2007年のアルバム「
Hurtbreak Wonderland」あたりが好きなファンをはじめとして、映画のサントラではなく同ユニットの新譜としても十分楽しめる作品である。
(湯川潮音がゲスト・ヴォーカルとして参加しているリード曲「Storytelling」)
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