
かねてから噂されていた、アルカイダ指導者ウサマ・ビン・ラディン殺害ドラマの映画化について、この度コロンビア映画がアメリカで配給権を獲得し、本格始動することがわかった。
(画像はウィキペディアよりキャスリン・ビグロー監督)
メガホンを取るのは、映画『ハート・ロッカー』(09)でアカデミー監督賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督。ハリウッド・レポーター紙によると、ビグロー監督は、同作で脚本を手がけたマーク・ボール氏とともにビン・ラディンの生前からすでに映画化について話し合いを行ってきたということで、当初は、米軍がビン・ラディン容疑者を捕らえるミッションに失敗するという姿を描く作品となる予定だったそう。しかし、死亡が伝えられてからは、米海軍特殊部隊による殺害までの映画化プロジェクトに切り替えられたとのことで、撮影は、2012年四半期公開を目指して、今夏より開始するという。
今だ謎が多い特殊部隊による殺害作戦がどのように遂行されたのかについても描かれるということで、それを『ハート・ロッカー』で、決して戦争アクションではない、戦争の現実をまざまざと描ききったビグロー監督がどのように作り上げるのか、今から映画の完成が楽しみだ。