17日、米インテルのオッテリーニ最高経営責任者(CEO)が、携帯電話端末用チップ生産に英ARMの技術を搭載する考えを正式に否定した。一方、同社は自社製プロセッサを搭載したスマートフォンの開発を発表。発売時期は約1年後になるという。
インテルはこれまでパソコンのプロセッサ市場で大きなシェアを誇っていたが、スマートフォンやタブレット端末には一切の活用がなく、次第に消費電力が少ないARMのプロセッサが業界を圧巻し始めていた。
「そうすれば(彼らと提携すれば)ARMを利することになる。彼らにロイヤルティを支払えば利益が減少する。他にいいやり方があると思う」とCEOはコメント。インテルスマートフォンがどの程度の機能性を有するか。ユーザーの期待も膨らむ発表だ。