(画像は財団法人日本高等野球連盟HPより)
18日日本高野連は今年の夏の甲子園大会の決勝戦の開始時間を午前9時半にすると発表した。また準々決勝、準決勝午前8時に開始することとなった。
夏の甲子園大会の決勝戦を午前中に開催するのは史上初、浜岡原発の停止に伴い関西電力に影響が出ると予想されたため電力消費のピークとなる午後1時から3時までの開催を避けるための決断となった。
3月の東日本大震災に伴う福島原発の事故から原発への不信感が高まり、更に静岡県浜岡原発の停止要請と電力供給問題がスポーツの分野にも影響を与えている。春のセンバツでは開催中止かとまで言われた中で被災地東北高校の勇姿が多くの人を感動させた。渡辺雅隆大会本部長は「全国的に節電が求められている」とコメント、社会情勢に配慮した高野連の対応も震災復興へ貢献してると言えよう。
夏の大会ではセンバツでは自粛されていた入場行進、鳴り物での応援を許可する方針。また選手のヘルメットには「がんばろう!日本」のシールを貼り全力プレーで被災地に勇気を与える。