
日本高野連は18日に臨時の運営委員会を開き、8月6日に甲子園で開幕する「第93回全国高校野球選手権大会」の決勝開始時間を、午前9時半にすることを発表した。
(画像はウィキペディアより)
史上初の“早朝決勝戦”
夏の甲子園、決勝が午前に行われるというのは大会史上初のことで、一日に2試合行われる準々決勝と準決勝も午前8時からと、開始時間が繰り上げられるという。
これは全国的に広まっている節電意識の向上を受けてのことで、特に電力消費がピークを迎える午後1時から3時までの試合を回避するため。
また今年の春のセンバツでも、ナイターの回避などが行われたが、こちらは震災直後で自粛の意味合いが強かった。しかし夏の大会では、浜松原発の停止など、関西電力への影響も懸念されるため、より節電が求められる中での決断だという。
ただセンバツでは行われなかった開会式の入場行進は行われ、鳴り物での応援も制限しないという。さらに、選手が着用するヘルメットには「がんばろう! 日本」というシールも貼られ、被災地の方々へメッセージも送るとのことだ。
大会史上初となる“早朝決勝戦”、暑い中での観戦もいいが、少し早起きして、節電を意識しながら少し涼しい中での観戦もいいものだろう。